初めて所有する車は衝突安全性から選べ

こんにちは、てんぐさです。

田舎では通勤するのはほぼ車、高卒だろうが大卒だろうが院卒だろうが関係なし。
車通勤が大部分を占めます。

学生から急に毎日の通勤で車に乗る生活、親としては心配で仕方ありません。

「運転しやすく、維持しやすい軽自動車にしよう」

これも一つの正解ですが、もうちょっと考えてみましょう。

どんな事故が心配なのか

  • 自分自身が命を失う・重傷を負うような事故
  • 誰かの命を奪う・ケガをさせるような事故
  • どこかにぶつけて車に傷がつくような事故

「運転しやすい軽自動車」という判断は間違いではありません。

狭い場所での運転が楽だったり、駐車も簡単です。
それは主に「どこかにぶつけて車に傷がつくような事故」を防ぐのには役立ちます。

でも、正直車をぶつけるくらい、どうでもいいことです。
物損事故は、たいていの場合お金でどうにかなります。
自動車保険に入っていれば、その心配もかなり軽減されます。

大事なのは、いかに人身事故を防ぐか、です。

その中でもやはり、第一に運転者自身の命を守ることが大事です。

どのように衝突安全性の高い車を選ぶのか

一般的に軽自動車より普通乗用車の方が安全と言われています。
でも、昔の普通車と今の軽自動車ではどうでしょうか?

お金の心配がなければ高級ドイツ車でも買い与えておけば問題ないでしょうが
私含めてそんな余裕がある人は多くありません。

たいていの方は、程度のいい中古車から探していくんじゃないでしょうか。

新車であればカタログやメーカー公式サイトに衝突安全性について書いてありますが、
中古車販売サイトには、その中古車の衝突安全性などはかかれていません。

数値化して公表しているサイトがあります。

衝突安全性の発表をしているサイト

独立行政法人 自動車事故対策機構のサイトです。
https://www.nasva.go.jp/mamoru/

メーカー評価ではなく、第三者機関での評価なので、他メーカー間での比較が容易ですし、メーカーによる不祥事で改ざんされている可能性も低いです。

ただしデメリットもあります。
すべての車種を比較しているわけではなく、販売台数が多いものを選定して行っています。

また見る上での注意点として、不定期で安全性の評価方法が変わっています。

2023年の90点と2013年の90点は全く違う意味となります。
基本的には同じ年度内でしか比較できないと思っていいかと思います。
変更内容はこちら
https://www.nasva.go.jp/mamoru/about/about.html

どのように見て判断するか

あくまで私はどのように判断しているか、ということしか書けませんが、一例を紹介します。

例えば、2019年の結果を見てみましょう。

一番衝突安全性が高い車は「トヨタRAV4」です。
88.9点ですね。

この年で選ぶとしたら「N-WGN」です。
88.7点で、RAV4に次いで高いスコアを出しています。

この年に出ている軽自動車は「タント」ですが、
80.2点なので、「N-WGN」に比べたらだいぶ低いと言えるでしょう。

ここでお伝えしたいのは「運転しやすい軽自動車」の中でも、安全性に差があるということです。

例えば走行距離3万キロ以下で見た場合、
RAV-4は250万円くらいですが、N-WGNなら100万以下で買えます。

正直、N-WGNが凄すぎて不思議なくらいです。どうなってるの?

さてここからは衝突安全性の結果年度を元にお勧めの車を挙げていきたいと思います。

スコアだけではなく、中古車で買う場合でもお手頃なものを挙げていきます。

2017年 スズキ スイフト(Z03系)

同じ程度の点数として、トヨタ ルーミーもありますが、
サイドカーテンエアバッグ付きという条件付きです。
中古車検索サイトの条件では簡単に絞れないので、サイドカーテンエアバッグ付きのグレードを調べた上で絞り込めばいいのですが、少し面倒ですね。

スズキということで「軽のメーカーが作った普通車なんて大したことないだろ」って思う方もいるかもしれません。
歴代、スイフトは価格帯からは想像できないクオリティの車なのでお勧めできます。

走行距離2~3万キロでの相場は120万円前後です。

2018年 スズキ クロスビー

「またスズキかよ!」と思われるかとも思います。

しかしながらスイフトに比べると年式が新しいこともあり、
価格帯はだいぶ変わってきます。
走行距離3~4万キロでの相場は160万前後です。

カローラスポーツレベルにしてしまうと、軽く200万は超えてしまいます。

2019年 ホンダ N-WGN(JH3,4系)

例に挙げた通り、軽の割に安全性能がかなり確保されていてびっくりです。

走行距離3~4万キロでの相場は100万円前後です。

2020年 日産 デイズ(B4系)

ホンダ フィットやトヨタ ヤリスもいい選択だとは思うのですが、
高年式ということもあり、価格帯がだいぶあがってしまいます。

走行距離3~4万キロでの相場は110万円前後です。

2021年 日産 ルークス(B4系)

2年連続日産の軽、デイズはヒンジドア、ルークスはスライドドアのハイト系ワゴンです。

走行距離3~4万キロでの相場は110万円前後です。

2022年 該当なし

ラインナップにいる軽自動車で良いと思えるものがありませんでした。
加えて、コンパクトカーもいないことから全体的に価格が高めになってしまいます。

よって該当なしとさせていただきます。

2023年 該当なし

新車価格300万越えが勢ぞろい。
ちょっとこの中からも選べません。

お勧めはこれ!

日産デイズもしくはルークス(B4系)。

軽の割に衝突安全性は申し分ありませんし、この記事では触れていませんが予防安全性能も優れています。

ぜひ参考にしてください。

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